マイホームの購入する際に借りる住宅ローン。
まずは住宅ローンの事前審査をして下さいと言われることがあると思います。
大きな金額を長期間に渡り返済していくので、貸す側の銀行などの金融機関も慎重になります。
そのため、正式な住宅ローンの申し込みの前に事前審査(仮審査)とういものがあるのです。
住宅ローンの事前審査とはどんなものなのか?
基本的な事を解説したいと思います。
事前審査とは、家を建てる手続きを進めていたのに
「住宅ローンが借りることができなかった」という事態を防ぐために申込者の信用情報や返済能力などを短期間で判断する審査のことです。
物件の売買契約等を結ぶ前に申し込めるため、「住宅ローンを組めるかどうか」や「どのくらい借りることができるか」を契約前に確認することができます。
住宅ローンの仮審査とはどのようなものなのか、見ていきましょう。
事前申し込み
↓
事前審査(仮審査)
↓
正式申込
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本審査
↓
住宅ローン契約
仮審査を経て、本審査が行われますので、「仮」の段階の仮審査が通っても、本審査では否認されるケースもあります。
銀行の住宅ローンの事前審査では「返済能力」を重点的に確認されるようです。
国土交通省による
「令和元年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」
によると
90%以上の金融機関が以下の項目を重視しているようです。
・完済時年齢
・健康状態
・担保評価
・借入時年齢
・年収
・勤続年数
・連帯保証
など
長期に渡って返済能力があるか、経済状況に見合った借入金額なのか、などを審査していることが分かります。
事前審査に通ったら、次は本審査を受けることになります。
本審査では事前審査よりも詳細に情報を確認するので、
申込者の経済状況や信用情報、健康状態など多肢に渡りチェックされます。
審査期間は事前審査より時間がかかる事が多く、2週間から1ヶ月程度かかる場合もあります。
住宅ローンは大きなお金をやり取りする為、金融機関も慎重に見極めたいと考えているため厳密に審査をしていくのです。
審査に「通るのか、通らないのか」はとても気になりますが、
一番大切なのは
住宅ローンを余裕をもって「返済できるか、できないか」という点ではないでしょうか。
審査が通ったとしても、返済計画に無理があると借り入れ後に返済ができなくなります。
返済が出来なくなり、マイホームを手放すような事態にならないためにも、自分の経済状況を良く振り返り把握しておきます。
無理のない返済プランでマイホームの購入を計画することが大切です。