団体信用生命保険って何?

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2021年10月05日

団体信用生命保険って何?

住宅ローンを利用するときに、借り入れの条件として加入する

「団体信用生命保険」

省略して「団信」と呼ばれることも多く、名前は知っているけど、どんな内容かは詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

いったい団体信用生命保険とはどんな保険なのか、解説したいと思います。

どんな保険?

◆契約者に万一のことが起きても、住宅ローンの返済義務がなくなる

団体信用生命保険とは、住宅ローンの返済期間中に、契約者が死亡したり、高度障害を負ってしまった場合などに、ローンの残額を保険金により保障してもらえる保険です。

残された家族は住宅ローンの返済義務がなくなり、マイホームに住み続けることができます。家族が住宅ローンで経済的に困らないようにするための生命保険と言えます。

死亡保障、高度障害保障に加えて、がんによる所定の状態や3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)による所定の状態を保障するタイプ等もあります。


◆所得税を納める必要がない

一般の生命保険は、満期による保険金については一時所得として所得税を申請する必要があります。
しかし、団信の場合は所得税は課税されません。

生命保険との違いは?

「保険料」という形で団信の保険料を支払うのではなく、金利に上乗せするケースが多いため、「団体信用生命保険」に加入している、という意識が薄く感じることもあります。

通常の保険と団体信用生命保険の違いはというと、

一般の生命保険では、年齢や健康状態に応じて保証の範囲や、金額など選択することができます。
対して団信では、住宅ローンの借入条件として加入が義務づけられているのが一般的です。

また、団体信用生命保険における保険金の受取人は金融機関となります。

一般的な生命保険の保険金の受取人は、被保険者もしくは被保険者の家族になりますが、団体信用生命保険においては契約した金融機関が受取人となるのです。

そのため、被保険者の家族が保険金を受け取ってローンを支払う訳ではありません。
保険会社が直接銀行へ保険金を支払い住宅ローンの残高が0円になる仕組みになっています。

団体信用生命保険に加入するときには、加入している生命保険と、保障内容が重複していないか確認しておきます。住宅ローンを借入れる時期に、保険と家計を見直すことも忘れないようにしましょう。

安心できる生活のために

住宅ローンの利用者が、団信に加入していない場合、万が一のことが起こったら、残された家族は住宅ローンの残債義務に追われて暮らさなければならなくなります。

万一の時にも安心して家族が住み続けるために、団信は欠かせない存在と言えるのではないでしょうか。

一部例外もありますが、多くの住宅ローンでは団信に加入することが必須条件になっています。

契約時に分からない事があればその場でしっかり確認しておき、納得して団信に加入して安心できる生活を送りましょう。
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